ソーラー発電システム 設置リポート page 8

 



 


壁を挟んで湯本とヒラサワがエアコンのダクト穴からケーブルを通す様子。

この写真では見にくいが、エアコンの前面パネルが外されている。しかし、パネルを外さなくとも、エアコンの下部にある小さなハッチを開ければダクト穴に通じていることに気付くのが遅い。

夜間の作業のため、湯本の手元は小さなLEDライトで照らされている。

 

スタジオ内に設置されたトレース・エンジニアリング社製のチャージ・コントローラー。この機械は、ソーラー・パネルで発電された電気をバッテリーに効率良く充電し、過充電によるバッテリーのダメージを防ぎ、夜間バッテリーからソーラー・パネルへ電気が逆流するのを防いだりと、1台で複雑な動作をする。

なにやら物々しいヒートシンクが付いているため、高温になったり、うるさい唸り音がするのでは、と想像していたが、いたって穏やかな機械である。

このチャージ・コントローラーは、将来の拡張性を考え、同容量のパネルがあと2枚制御できる余裕を持っている。


さてこれが、太陽から受け止めたエネルギーの最後の出口、インバーターだ。ソーラー・パネルやバッテリーの電圧は直流の12Vであるため、このインバーターで交流100Vに変換してやる必要がある。コンピューターや、電子楽器類はみなテスラ師匠の恩恵、交流100Vで稼動するわけなので。

 


さて、これで全ての機材の設置と、配線が終了したわけだ。さっそくテストといきたいところだが、作業が終了したのは、例によって夜。「1億4960万Km彼方からようこそおいでくださいました」とお迎えするのは明日のお楽しみにして、作業は終了。作業員はインド料理屋で祝杯を上げた。

システムの発電状況などは、レコーディング・リポートの中で追々紹介しよう。皆さん、大変お疲れ様でした。


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