ソーラー発電システム 設置リポート page 2

 



 


最終的に決定したのは、これからお見せする"やぐら"(タワーと呼びたい。以下タワーと呼ぶ。だからタワーと呼びなさい。)方式。ベランダに約3メートルのタワーを建て、その頂上にパネルを設置する。非常に狭いベランダだが、作りが異常に頑丈なため、重たいタワーを乗せてもびくともしない。パイプの太さも予定より1センチ太い直径4.8センチの足場用のパイプにし、充分な強度を確保した。余談だが、この設置法が決まる過程で1度挫折し、専門家に頼もうと思い、何軒か建築板金の店に当たったが、軒並み「あー、そういうのはやったことがないからねえ」と断られた。

作業は、ヒラサワ、鎮西音響技師、ケイオスの湯本高所作業員の3人で行われた。
まずは最長3メートルのパイプを運ばなければならないために、レンタカーのトラックを借り、材料調達にでかける。無念、このトラックはディーゼル・エンジン車だった。

 

パイプはその場で、指定した長さにカットしてもらう。飛び散る火花が、往年の独国オルタナティブ・バンドの公演のようで見入る。ああ、小西がステージでこれをやったら似合うだろうに・・・。

およそ1時間かかって全てのパイプは寸法通りカットされた。ちなみに部品は全て建築現場の足場用の部品。

 

パイプを繋げるジョイントの数はかなりのものだが、ヒラサワの美意識から、1個の値段が普通の物の3倍するジョイントを48個も買ってしまった。予算管理の湯本の無表情が怖い・・・

 

床に広げられたパイプ。図面と照合しながら1本1本ナンバリングされる。これで作業は効率良くできると思ったが、炎天下の暑さで皆バーになり、不適切な個所にパイプが取りつけられては外し、また間違えては外すという、おめでたい結果となる。

ちなみに、パイプはカットされる段階でカッターの厚さ分約5ミリ短くなってしまう。1本のポールから効率良くいろいろなサイズのパイプを切り出すため、中には1センチも短くなってしまうものもある。この誤差はカットの段階で考慮に入れたものの、なんとなく不安なのは、カットしてくれたオジサンのキャラクターのせいだ。と、この段階で人のせいにしておくことも大切だ。

さて、いよいよタワー工作が始まる。外はタイ王国並みの猛暑だというのに・・・

 

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