７月4日。この日も猛暑。作業員は外壁工事の職人さんに負けまいと、ご覧の通りHirasawa Energy Worksのロゴ入り作業着にロゴ入りヘルメットでキメる。手前はケイオス湯本高所作業員（ちなみに彼は本当に高所作業員のライセンスを持っている）。肩の命綱がいなせだ。奥が鎮西音響技師である。

工事中のタワーの向こうにうっすらと見えるのは外壁工事用の足場である。建物周辺をぐるっと取り巻くこの足場は、我々が工作中のタワーよりはるかに複雑だが、職人さんはこれを２時間で設置してしまった。

二日目の作業はスタートした。

ヒラサワは、昨日長さが足りないと発覚したパイプを別の場所から外したパイプに置き換え、更にそこには別の場所からはずしたパイプをはめるためのパズルを行い、作業員に指示を出した。

私が持っているグリーンのファイルは、このタワーの図面だが、けっこういい加減に書かれているのを作業員にバレないようにしながら、テキパキと指示を出すが、内心ドキドキである。

昨日仮どめしたパネルを外す。仮どめも大変だったが、外すのも大変だった。外されたパネルは一旦屋根の上に置かれるが、ずり落ちてきそうで怖い。

この後、パネルを支えるパイプを差し換える。

ついでに、パネルをパイプにとめる金具も交換。これは、最初の日にＴ字鉄骨にパイプを縛り付けた金具と同じもの。値段は高いが、高所での作業が簡単になる。命の危険をお金で解決できるならと、予算を管理する湯本高所作業員も許してくれた。これで作業効率もアップするはずだ。